あびこ農力発見プロジェクトとは
我孫子市は、平成27年度に千葉県から移譲された手賀沼親水広場の「水の館」を農業拠点施設とすることを策定し、あびこ農産物直売所「あびこん」を移転することとしました。「あびコン」の事業推進を図るため、国の交付金である「都市農村共生・対流総合対策交付金」を活用することとなり、我孫子市、農事組合法人あびべジ、あびこ型「地産地消」推進協議会の3者の構成団体により、「あびこ農力発見プロジェクト」が、平成27年5月7日に設立されました。
農事組合法人あびべジの取り組み事業は
- 経営コンサルタントを活用した農産物直売所の経営研修と経営計画等の作成
- あびべジの部会を主体とした加工室での加工品開発・飲食メニューの考案
あびこ型地産地消推進協議会の取り組み事業は
- 我孫子産農産物を川村学園女子大学及び地元企業と連携した農商学連携よる加工品開発は、我孫子産完熟トマトによる「トマトジャム」、「トマトコンポート」、未熟トマトの色合い・触感・清涼感を活用した「翠のトマトソース」加工品作りに成功、5月に行われた「大学は美味しいフエア」に出品販売好評を博しました。
- 我孫子の農業と農産物直売所をより多くの消費者・都市住民に知ってもらうため、四季折々の我孫子の農産物の特徴や農産物づくりのこだわり等を農家からの取材、更に協議会各種イベントの巣材撮影をDVDに編集作製しました。
料理教室・座学は
- 我孫子産農産物をより多くの消費者に広めるため、四季折々の旬の我孫子農産物を使った料理教室を世代別に沿った座学をセットで、講師:福永淑子教授のもと、平成27年7月には「夏野菜のハーモニー料理を作ってみませんか!」、9月には「美食同源-地元の野菜で中華を楽しみましょう」、11月には「今年のクリスマス料理はこれで決まり!」(11月)平成28年2月には「我孫子の」春野菜を使った和食料理とそれぞれテーマで川村学園女子大学のープンキャンパスに合わせて4回開催しました。
- 参加者は、10歳代の高校生、大学生、30歳代の新規就農希望者、70歳代までの幅広い年代層による毎回30名から40名の参加者があり、従来の料理教室とは異なった、大学の教室での講義が受けられ、参加者からは大変勉強になったとのご意見を頂きました。
今後の取組事業は
- 加工品の研究開発については、我孫子産の里芋の練り等を活用したソフトクリーム、トマトの搾菜等の製品作りに取り組んでおります。
- 料理教室・座学については、27年度とは、一味違った「地産地消 我孫子の農と景観を活かした食と地域生活」のテーマで企画検討中です。
- 平成29年春を目標に、あびこ農産物直売所「あびこん」のリニューアルオープン予定です。ご期待ください