エコ農産物普及推進部会は化学肥料や農薬をなるべく使わない農産物(エコ農産物)(注)を生産、消費することを市民に広く伝えていく活動を行っています。
市内のお祭り、大学祭、商業施設との連携イベント(エコマルシェ)で、エコ農産物を生産者と一緒に販売し、消費者にエコ農産物について説明しながら、美味しさや、安全性を伝えます。また、我孫子市内外のエコ農産物の産地見学会等も行っています。
部会員は生産者、消費者、販売者、援農者もいて其々の立場で意見の交換をしながら、楽しく様々なイベントに取り組んでいます。
主な活動内容
市内のお祭での出店販売
*つくし野夏祭会場にて出店(毎年7月下旬)
久寺家地区の生産者とみんなの広場「風」が、エコ農産物や加工品を持ち寄り販売
市内の学園祭での出店販売 (10月)
*中央学院大学祭『あびこ祭』にて出店(キャンパス中央広場)
久寺家地区の生産者がエコ農産物や加工品を持ち寄り販売
地元の新鮮野菜の販売! 川村学園女子大学では新規就農者を中心に、中央学院大学では久寺家地域の農家さんを中心にチームワークよく実施。また、川村学園では、生活文化学科が開発した我孫子産のトマトを利用したトマトジャムやグリーントマトのソースなども販売され、早々に完売しました。(H27年)
エコツアー
エコ農業について学ぶため、市内外の生産地や道の駅等の販売所を訪ねるバスツアーです。
2015年度(H27年)は我孫子市内のエコ農産物の生産者の畑を数件、バスでめぐりました。大きな機材を使った大規模な米生産者さん、小さな規模で少量多品目の野菜生産者さん、長年有機農業に携わりその技術を広く周囲の方々に指導している生産者等、皆さんとても個性的でした。また、市内のNPOの『手賀沼トラスト』さんでは里山保全や古代米づくり等の他に養蜂もされていて、甘いものに目がない私はとてもワクワクしてました。昼食は、湖北のレストランポアロで、我孫子の野菜を使ったお料理を食べながら、27人程のツアー参加者の方々と一緒に野菜や我孫子の農業等について楽しいおしゃべりの時間を過ごすことができました。
エコマルシェ
市内の商業施設や生産者と連携してエコ農産物を販売します。
(注)エコ農産物とは
農林水産省(HP 環境保全型農業関連情報より)
環境保全型農業とは「農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業」です。(環境保全型農業の基本的考え方より)
千葉県(HP ちばエコ農産物情報ステーションより)
「ちばエコ農産物」の5つのポイント
- その1 化学合成農薬と化学肥料は通常の半分以下!
- 「環境にやさしい農業」を進めながら、安心して購入できる農産物をお届けするため、化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培しています。(養液栽培では化学合成農薬のみ半分以下となります。)
- その2 栽培作業をしっかり記録
- 「ちばエコ農産物」の生産者は、「どんな農薬をいつ使ったか」など、作業をしっかり記録しています。
- その3 栽培前と収獲前の2回の審査
- 「ちばエコ農産物」は、あらかじめ栽培作業の計画を立てて審査を受けてから栽培がスタートします。さらに収獲される前に、基準を守って栽培されたことを、もう1度確認してから出荷されます。
- その4 現地確認を実施
- 収獲前の審査では、実際に田畑に行って、「ちばエコ農産物」のマークを付けて出荷してよいか、激しい目でしっかり確認します。
- その5 インターネットで情報をチェック!
- ホームページ「ちばエコ農業情報ステーション」では「ちばエコ農産物」の袋や箱に印刷された「認証番号」から詳しい栽培情報が分かるほか、「ちばエコ農産物販売協力店」などの情報もお知らせしています。
一般社団法人 日本農林規格協会(JAS協会)
JAS制度
・農林物質の規格化等に関する法律
農林物質の①品質の改善 ②生産の合理化 ③取引の単純化 ④使用又消費の合理化を図るため
・制度
「JAS規格制度」:日本農林規格(JAS規格)による検査に合格した製品にJASマークを認める
「品質表示基準制度」:品質表示基準に従った表示を全ての製造業者又は販売業者等に義務付ける
・目的
「農林物質の生産及び流通の円滑化」 「消費者の需要に即した農業生産等の振興」
「消費者の利益の保護に寄与すること」
・基準
①品位、成分、性能その他の品質についての基準
②生産の方法についての基準
▼有機(4品目4規格)・有機農産物 ・有機加工食品 ・有機飼料 ・有機畜産物
▼生産情報公表(4品目5規格) ・生産情報公表牛肉 ・生産情報公表豚肉
・生産情報公表農産物 ・生産情報公表養殖魚
▼その他(5品目5規格)
③流通の方法についての基準