我孫子の恵みで親子クッキング教室

平成30年8月22日(土)10時~13時、アビスタの調理室にて、親子クッキング教室が、参加者18名(小学生2年生~5年生9名、保護者9名)、スタッフ7名合わせて25名で開催されました。講師は、我孫子市立第二小学校の管理栄養士小松弥生さんによるご指導にて、メニューは我孫子産のトマト、人参などを使った「コスタリカライス」、「豆腐とひじきのサラダ」、「牛乳白玉サイダーポンチ」を料理しました。
「親子」というタイトルでしたが、おばあちゃん・お孫さんの組み合わせもあり、参加者さんのほうが、そういうことに捉われることなく、ご応募くださりうれしく思いました。ほとんどの参加者さんは、家では子供が料理をする、または料理の手伝いをすることがないとのことでした。
しかし、どのお子さんも上手に包丁を使っていましたし、親御さんがやろうとすると、「わたし・ぼくがやる!」と言ってとても積極的に取り組んでいました。また、「何でそうするの?」「どうしてこうなるの?」と興味を持って質問したり、集中してひとつのことを達成しようとする姿も見られました。
参加者さんからのお話で、家では子供が料理をする、または料理の手伝いをすることがない理由として、「常に時間に追われていて、子供と一緒に料理をする(または任せる)と時間がかかるので、自分で(親が)さっさとやってしまう。」という声が何人かからありました。
確かに、最近は共働きの世帯も増えていますし、このようなご家庭は多いのだろうと想像できます。
今回ご参加頂いた幾人の親御さんから「また参加したいです!」というコメントを頂きました。今回の料理教室で楽しそうだったのは、お子さんだけではなく、親御さんも楽しそうにしていたのも印象的でした。
今回のように地域社会が食育活動を通じ、お子さんのいるご家庭にこのような機会を提供していくことは良いことだなと実感した日でした。

今回の料理教室が東京新聞に掲載されましたので、以下に転載致します。
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【東京新聞 2018年8月23日(木曜日) 千葉中央 地域の情報】

 我孫子 母親らと調理教室参加

夏休みの思い出できたかな―。

我孫子市生涯学習センター・アビスタで二十二日、地元産食材の活用などを目的とした「我孫子の恵みで☆親子クッキング教室」が開かれ、小学二~五年生の児童たちが母親や祖父母らと料理を楽しみ、できたての献立を味わった。
市民団体のあびこ型「地産地消」推進協議会が企画した。協議会の食育交流部会長を務める白澤幸雄さんは「食の大切さを知ってもらうと同時に、家族でふれあう機会をつくる」とねらいを話す。
献立は市内産のトマトやニンジン、大豆などを煮込み、中南米の郷土食にちなんで名付けた「コスタリカライス」、豆腐とヒジキのサラダ、牛乳白玉サイダーポンチ。
講師で、市立第二小の管理栄養士 小松弥生さんによると「コスタリカライスには、多くの子どもたちが苦手の大豆、ピーマンを材料に使うが、比較的食べやすい」という。
参加した児童のうち、市立第四小三年の田中里奈さんは「作るのが楽しかった」、母親の佳映さんは「親子ともども料理が大好きで、一緒に楽しもうと、こうした行事がもっとあれば良いのに」と笑みを浮かべた。(堀場達 記者)