新木小学校の農業学習(トマット誕生ヒストリー)

5月18日に開催された地産地消推進協議会第16回総会では、新木小学校の杉本一生先生をお招きし、「トマット誕生ヒストリー!~つながる総合的な学習を通して~」と題した講演会を行いました。昨年度、新木小学校5年生が我孫子の農業について学習した取り組みを紹介いただきました。先生方、5年生の皆さん、本当にありがとうございました。
講演会では、新木小学校の生徒が考案した我孫子の農業PRキャラクター「トマット」が紹介されました。トマットの姿を見るとわかりますが、服に付いた汚れは、畑仕事を頑張っている農家さんの苦労への敬意が込められています。また、トマトが美味しくなる薬などが収納されたポケットをつけていて、それは、農家さんの知恵や技術への敬意など、子どもたちの気持ちが表現されています。

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学習の中で、子どもたちは、我孫子の野菜がどのように販売されているかを学ぶため、地元の成山直売所とフードスクエアカスミ新木店を見学しました。成山直売所のトマトは子どもたちに大好評で、トマトが嫌いだったのに食べられるようになった子もいたそうです。そして、生産者や生産者を支援する団体の思いや取り組みを知り、学習したことを新聞にまとめることにしました。

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子どもたちは、我孫子の農業について学んだことを踏まえて、自分たちの立場で我孫子市の農業の活性化のために何ができるかを考えました。我孫子市の農業をPRするために、「パンフレットチーム」「ポスター、マップチーム」「PR動画チーム」「ホームページチーム」の4チームを編成しました。PR作品は、市内の各公共施設で配布、掲示され、現在もPR動画はあびこ農産物直売所あびこんのモニターで放映されています。作成したレシピは市のホームページにて公開されています。

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この春、当時の5年生は6年生になって新たな取り組みをスタートさせました。5月初旬に中玉トマトの苗を植えて、夏の収穫を目指しています。あびベジの田村さんが生育指導を行っており、引き続き、地産地消推進協議会、我孫子市の農政課も、新木小の取り組みに協力してまいります。

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杉本一生先生、素敵なご講演ありがとうございました。